多くの登山者やトレイルランナーで賑わう高尾登山やトレイルランをしていれば高尾はよく聞くワードだと思う。週末となれば大勢の人で賑わう高尾山。そこには初心者からベテランまで多くの方が集まります。危惧されているのは安全管理。東京都の山岳遭難件数は上位にあり、低山での遭難が多い。また、救助を呼びやすく、直近まで緊急車両が入ってこれるのも件数が多い要因とはなる。しかし、登山者やトレイルランナーの安全管理が完璧とは言えない。多くのトレイルランニングイベントを実施している高尾ベースも同様の危惧を持っている。そこで、トレイルランナーの安全意識を変え、遭難を未然に防ぎ、人命救助を担ってもらおうと始まったのが「遭難対策講習」"遭難対策を高尾から代える"講習は半日講習が2回実施され、内容も違いがあります。メイン実技は午後の部は暗闇の中での実技となり、夜間走が伴う大会に出るランナーにはうってつけです。遭難しない、遭難させない知識を学ぶ参加者はプロトレイルランナー、トレランイベント主催者、トレイルランユーザなど様々です。先ずは安全管理には何が必要か?を学びます。トレラン大会での取り組みや実際の遭難案件から学んでいきます。天気予報は確認しているか?雷はどうやって予測するか?イベント開催に大事なのは予見です。事故が起きることが想定される場合は回避することが求められます。それができていなければ過失になりえます。携帯電話はどこの会社が有力?救急法とシミュレーション安全管理が終わると救急法の講義に入ります。傷病者評価から頭部外傷、怪我、低体温症、熱中症、低血糖、アナフィラキシー、危険生物などトレランでのリスクについて学んでいきます。ある程度の知識と技術を身につけたら屋外フィールドでシミュレーションを実施します。実践シミュレーショントレラン大会などで実際に発生した傷病のシミュレーションを行います。3人一組に分かれ、傷病者役と救助者役を決めて行います。細かい仕込みが入り参加者も熱が入ります。講習と解っていても、昼間でも焦ってしまうのですが、夜間となればなおさら。ヘッドライトの明かりを頼りに傷病者対応をします。手首の骨折?応急手当はどうしますか?待つか動くか山岳救助の現場でいつも考えさせられるテーマ。待てば低体温症になるかも?動けば更なるケガをするかも?あなたはどっちを選びますか?適切な判断が救命に繋がる救助者が比較的早く直ぐそばまで来てくれる都市では待つことで多くは助かります。しかし、山や災害時は待つことで体温が低下したり、感染症に侵されることにより命を失う場合があります。救助者がしっかりとした判断力と知識、技術を持つことで公的機関に頼らず救助ができることも多々あります。自助と共助を高める。これは遭難対策にも必要なことです。高尾ベース遭難対策講習ではトレランのみでなく、緊急時に生きるために必要な知識や技術を学べます。情報発信の中心でもある東京高尾が変われば日本も変わる。高尾を一緒に変えませんか?