八ヶ岳は有名なアイスクライミングフィールドアイスクライミングは凍った滝を両手に持ったアイスアックスと足にはいたアイゼンで登る冬のアクティビティー。標高が高く、気温が低く寒い八ヶ岳では冬になると多くの滝が凍り約20ヶ所ほどのアイスクライミングフィールドが出現します。アイスクライミングを行う人たちは「アイスクライマー」と呼ばれ、凍った氷にアイススクリューと呼ばれる道具を打ち込み支点を作ってロープをかけながら登っていきます。氷の弱点を読みながらルートを探す。氷は状況で変化するので全く同じ氷はありません。まさにクライミングの最終到達点にふさわしく「映える」のがアイスクライマーです。今年の幕開けは裏同心ルンゼフィールドの中でも奥深い位置にあるため、早い時期から凍結します。多くのクライマーがシーズン最初の感覚を取り戻すことを目的に登ります。氷瀑の数は滑滝も入れると7つほど。ステージとしてはF1~F5に分かれます。(FはFall=滝)グレードは全体的にⅢ級ほどでF5が条件によってⅣ級-位になります。所要時間は人数・積雪量にもよりますが、空いていて2名で登れば2時間程度。ロープは50m1本で大丈夫。お勧めの時期は雪が降る前の12月から1月中旬位まで。降雪量が増えるとF2など半分以上が埋まってしまいます。登った後は同ルートを懸垂下降で降りてもいいし、大同心稜へ上がって下山もできます。F5を登るアイスクライマー日帰りで楽しめるアイスクライミング裏同心ルンゼは北沢から赤岳鉱泉まで行き、赤岳鉱泉からF1取りつきまで約20分。約7時間程度の日帰りアイスクライミングとなります。このようなフィールドが八ヶ岳には大小様々あります。1日かけて沢を抜けるルートもあればゲレンデと呼ばれ1日同じ滝で複数のルートを楽しめる大規模な氷瀑もあります。この日は救護チームの仲間とアイスクライミング訓練でした。遭難事故が多いアイスクライミングアイスクライミングはスリルと挑戦が入り混じる達成感のあるアクティビティーですが事故も多く発生しています。温暖化の影響もあり、氷の状況が悪かったり、積雪が無く落ちて氷にたたきつけられるなどの大けがも発生しています。寒い環境で出血を伴えば低体温症のリスクは高まります。救助に入る我々にも低体温症などの様々なリスクがあります。折角来たから行こうの気持ちはわかりますが、しっかり気温などを数日前から確認してください。また、氷瀑だけでなく落下地点の状況なども踏まえて安全にアイスクライミングを楽しんでください。