岩稜登攀が楽しめるレベルアップルート2027年に海外遠征に行く予定のFunTrails救護チームの仲間と訓練。Ⅳ級の冬季バリエーションルート克服の訓練に選んだ場所は小同心クラック。八ヶ岳のバリエーションの中でも岩稜の登りがメインとなるルートで、Ⅳ級2ピッチとⅢ級2ピッチ(横岳直下を含む)から構成されます。斜度80位ですが、ほぼ垂直でクラックいう名称ですがチムニーが主体でガバも多く、快適に登ることができます。大同心稜日帰り12時間の計画で美濃戸から登山を開始。アタック装備で軽量化をします。北沢林道から赤岳鉱泉へ。赤岳鉱泉で登攀装備を身につけます。大同心沢から大同心稜に上がり大同心を目指しますが、この大同心稜が急登で雪の状態では時間を食う場合があります。大同心に到着するのが昼になるようであれば撤退をした方が無難です。大同心直下大同心から取りつきへ大同心を右に巻くように大同心ルンゼ上部を目指してトラバースします。大同心ルンゼの入り口から小同心方面に岩壁沿いを進んでいきます。雪の状態でロープを出します。雪崩の危険性もある斜面なので、トラバース中は上にも下にも注意を払って進みます。取りつきはテラス上になっていて見上げれば小同心のクラックが見えます。トラバースに入る仲間。写真右の岩壁が小同心クラック 1、2ピッチ Ⅳ⁻ 取りつきから、Ⅲの岩場を斜めに上がるようにクラック(チムニー)を目指します。クラックの入り口にビレイポイントがあるのでここで切ってもいいですが、1ピッチ目は40mなのでランナーを取り伸ばせます。チムニーから1ピッチ目終了点までがⅣ⁻で、体をチムニーの外に振る動きなどが入るので高度感で怖さがあります。ガバが多くありますが手を頼りに登れば垂直に近いので直ぐにパンプアップします。足をしっかり決めて手でバランスを取りながら登ります。2ピッチ目もⅣ⁻でチムニーを登っていきます。上部のワイドクラックを上がれば終了点があります。トポに従い、ここで切らずに伸ばすこともできますが、右の薄被りチムニーを登ると上がった広場にはハーケンしかなく支点としては乏しいです。目の前のクラックを登れば登りきった突き当りにハンガーボルトが2個あります。(チムニー側から登ってきても合流します。)どちらに行くかで決めるのもいいですが、ワイドクラック上の終了点できるのがやりやすいかもしれません。1ピッチ目のチムニー3ピッチ目 Ⅲ2ピッチ目のきる位置で変わりますが、ワイドクラック上できった場合はⅣになります。終了点は小同心の頭にあり、その手間にもピッチをきれる場所があります。2ピッチ目をどこできるかによって、グレードも長さも変わります。下山は大同心ルンゼ下山ルートは硫黄岳を回るか地蔵尾根に向かうかが基本ですが、大同心ルンゼを下降できれば大同心稜から下山することができます。ふみ跡がない時や視界が悪い時は間違えやすいルートなので、不安があるときはいかないことをお勧めします。小同心クラックは、雪の岩登りが経験できるルートですが、力と体の使い方などで登るルートです。いきなり登る場所として選ばず、阿弥陀岳や西壁の様々なバリエーションルートで登り方を経験してから登ることをお勧めします。アプローチから登攀、下山とバリエーション能力が試されるルートで完登できれば達成感も喜びも大きいでしょう。しっかりと技術を磨いて挑戦してください。